依存先は多くてよし!

スポンサーリンク

いつも足を運んでくださりありがとうございます。

まるおです。

この間部屋の掃除をしていて、

部屋の片隅に忘れられ追いやられた感じで挟まっていた

長男の1年の時の通知表。

「通知表」の表紙を目にし、私はある項目がやけに気になっていたことを思い出し、

この違和感を記事にしたくなり、今ブログに向かっている(笑)

聞いてほしい。

なんか、気になっている項目のことを。

それがこちら

「約束や決まりを守って行動し人に迷惑をかけない」

ふむ。

「どこが気になるんですか?」

「先生たちが頑張っているのに、文句の言いたがりですか?」

「言葉の揚げ足取りですか?」という声が聞こえてくる予感がしている

私も言わんとしていることは、分かる気もするのだが、

「人に迷惑をかけない」

がなんか気になる。。。

なぜにここが引っかかるのか、

理由がふと頭に浮かんだ

以前見た記事が影響しているのだ

その記事とは

東京大学先端科学技術研究センター准教授熊谷晋一郎先生という方の

全国大学生活協働組合連合会のインタビュー記事

熊谷先生は全国大学生活協働組合連合会のインタビューにてこのように答えている。

「自立」とは、依存しなくなることだと思われがちです。でも、そうではありません。「依存先を増やしていくこと」こそが、自立なのです。

記事を私なりに解釈してまとめてみるとこんな感じ

熊谷先生は生後すぐに高熱が出たことなどが原因で脳性麻痺となり、日常生活を送るうえでは他者の介助が欠かせなかったそうです。1980年代に入り、脳性麻痺は治らないという医学論文が発表されたことで障害そのものに対する考え方も変化し、「障害は身体の中ではなく外にある」という考え方がスタンダードとなります。

例)私が2階にいけないのは、私の足に障害があるからではなく、エレベーターがないからだ

   ⇒だから、社会や環境側を改善していこう! と考えるみたいな

こうした考えが広がり、街中で障害を持つ人と出会う機会が増え、「街で見かける人の中には自分よりも重い障害を持った人もいる。その人たちがありのままの姿で自由に暮らしているのを見て、健常者にならなくても社会に出られるんだ。」と確信が芽生え、大学進学のタイミングで親の反対を押し切り一人暮らしを始めたそうです。一人暮らしライフは、部屋に帰ると友人が2、3人おり、合鍵も8個作られていて、みんな代わる代わるやってきて好き勝手にご飯を作って食べていくスタイル。その代わりに、熊谷先生をお風呂に入れてくれたり、失禁時は介助してくれたりしたそうです。また外出時、見ず知らずの人にトイレ介助を頼んだこともあるなど、たくさんの人に助けてもらう体験から、「社会は案外やさしいもんなんだ」と感じたそうです。

熊谷先生はこのようにも言っています。

「依存できる先が親だけでした。だから、親を失えば生きていけないのでは、と言う不安がぬぐえなかった。でも、一人暮らしをしたことで友達や社会など、依存できる先を増やしていけば、自分は生きていける、自立できるんだということがわかったのです。」

熊谷先生、あっぱれです!!!!!!!!

私も、人に迷惑をかけないようにという視点で、つい子どもを叱ってしまうことも多いが、、、

子どもが今後の人生で壁にぶち当たった時、これを頼んだら迷惑かな?などと他人の目ばかりを気にし過ぎて他人を頼れなくなってしまわないように、、、どんどん頼っていいし、頼ることを肯定していける声掛けや姿勢を伝えられたら良いな~と思う。

最後まで目を通していただいてありがとうございました。

ではまた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました