何者にもならなくていい生き方

雑記
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いつもブログに足を運んでくださり、ありがとうございます。

妻、まるおです。

今日は私まるおについて、どんな人と成りかをさっくりとお伝えしつつ、大切にしている考え方についてご紹介できたらと思います。

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自己紹介

まるお、35歳、三児の男児(7歳、5歳、2歳)の子育て奮闘中

第2子出産のタイミングで神奈川県から田舎に移住

職業:作業療法士(ちなみに夫すずじゅんと同業です)

   現在精神科病院にて勤務(時短制度にお世話になっています)

趣味:散歩、大自然を眺めながらひたすらにぼーっとする、読書

私の勤める精神科病院は、うつ病、発達障がい、統合失調症などの病気を患い、地域生活に困難さを抱えている方々がいらっしゃいます。仕事柄”こころ(脳機能)”の仕組みについて触れたり、携わることが多いのですが、何を隠そう、私自身、「人の目が気になりやすい」「他人から良く思われたい」「他人の目や評価が気になる」など…メンタルの弱さを持ち合わせております(笑)

「そういう仕事をしているのに?」とおもいっきり突っ込んでやってください涙、、、この仕事は、もはや自分との闘いとでも言いましょうか。いや、この仕事のおかげで自分と向き合う機会をもらえている気がしてなりません。

さて、なぜこのような考え方に至ってしまうのか?いくつかの可能性が考えられますが、今日は要因の1つである「考え方のくせ」についてご紹介していきます。

「考え方のくせ」=スキーマ(schema)

私たちは、何かの出来事があった際、実は現実をそのまま客観的に見ているわけではありません。自分独自の受け取り方や考え方の影響を受けながら、自分なりの解釈を通して世界を作り上げて生活しています。物事の受け取り方や考え方次第でストレスを必要以上に受けたり、上手に受け流せたりしています。ストレスに弱い方には「考え方のくせ」 (「認知のゆがみ」とも言われることが多いです。←あまり好きではない表現ですが…)があり、特徴的なものがいくつかあります。

実際にうつ病、不安障害、パーソナリティー障害、統合失調症などの方に、こうした『考え方のくせ、傾向』が影響して苦しい思いをしている方が多い印象でもあります。

「考え方のくせ」⇒べき思考

「こうすべきだ」「あのようにすべきではなかった」と過去のことをあれこれ思い出して悔んだり、自分の行動を自分で制限して自分を責める思考です。

例 家事が十分に出来ない自分を見て、「主婦なら家事を完ぺきにするべきなのに、自分はダメだ。」と責めてしまう など

読んでいる方で、心当たりがある方はいませんか?これは、まさに、私のことでありまくります(笑)

私は理想の自分を作り上げ(幻想だ~涙)、その理想の自分に近づけるように「こんな自分じゃダメだ。理想の自分に近付けるためには、もっとこうあるべきなんだ。」と、べきべきスパイラルに陥り、自分の首を絞めまくってしまう傾向があります。

「いったいどうすればいいのか、今の自分を変えたいのに、変える事が出来ないのです…」

今の自分を変えたいという思いもまた、気を付けなければ、気付かぬうちに『今の自分を変えるべきだ』と、べきべきスパイラルにはまっている可能性も。なんとも恐るべし!!!べき思考!!!

対処法

①まずは仕組みを知る所から

繰り返しになりますが、私たち人間は何かの出来事があった際、現実をそのまま客観的に見ているわけではありません。誰しも自分独自の受け取り方や考え方の影響を受けながら、自分なりの解釈を通して世界を作り上げて生活しています。普段の生活の中でいちいち意識していませんが、物事を理解(認知)する時、必ず自分のフィルターを介していること、それぞれのものさしで解釈している可能性があること、人間はそういう生き物だということです。仕組みを知る事が出来ると、「自分だけのせいではない。」と俯瞰して捉えるきっかけとなり、少し心が軽くなる感覚になれます。

②「考え方のくせ(べき思考など)」を実況中継しよう!

苦しかったり悩んでいる時は、「くせ」発動のサインです。スポーツの実況アナウンサーのように自分の気持ちや考えを言葉にしたり、紙に書いたり(外在化)することが重要になってきます。この過程を踏んでいく中で、俯瞰して自分自身を眺める事が出来、気持ちを切り離せることで、苦しさや不安を和らげてくれると思います。

③考え方の柔軟さ、発想の転換でストレスを和らげる

今回のタイトルになっている「何者にもならなくていい」という生き方(考え方)

小泉吉宏さんの著書『ブッタとシッタカブッタ』という本の中に出てくるフレーズなのですが、この本に出会い、

「そうか、別に何者にもなる必要なんて、どこにもないじゃないか!!!!

「何者にもなる事なんてない。そのまんまの自分をつまらないやつと嘆く必要もなく、ただただそのまんまの自分を知り、生きるだけということ」

私は自分で勝手に背負いまくっていた荷物が下せたような、ふーっと肩の力が抜ける感覚になりました。読んだことのないという方に、本当におすすめしたい一冊です!(シリーズで何作も出版されています!)

おわりに

今、学校や職場、友人関係、ママ友など、人間関係や仕事に悩んでいて、すごく苦しかったり、悩んでいる方。あなたの苦しみは他人には図りしれないものだと思います。本当に苦しくて、どうしようもない場合は、精神科に受診をしたり、誰かにSOSを出してください。もし、このブログが目に留まり、少し気持ちが楽になれる対処法の一つとなれば幸いです。今日もこの”生き方”と言いますか”考え方”を、こっそりと自分の胸の内に小さな旗を掲げ、毎日を過ごしていけたらと思っています。

今日もお付き合いいただき、ありがとうございました。

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