介護の概念の変化
鈴木です
現在受講中の介護福祉士実務者研修での肝と言っても
過言ではない介護過程について記事にしたいと思います
簡単に書くと介護実践の一連の流れで
①アセスメント→②計画立案→③実施→④評価のサイクルに沿った
根拠に基づいた支援を行いましょうというものです
2007年の社会福祉士及び介護福祉士法の規定の改正が行われ
介護の仕事が三大介護(食事・入浴・排泄の介護)と表現されて
いましたが、心身の状況に応じた介護の提供へと変化しました
その当時は三大介護で良しとされていた施設も多かったのではないかと推察します
考え方の変化により介護現場自体が提供している福祉サービスの見直しのきっかけに
なりました
エッセンシャル介護
介護は身辺やADLに関連するお世話がイメージとして
強いかと思います…ADL:Activities of Daily Living=日常生活動作
排泄や入浴の介助には「きつそう」「汚い」などの
ネガティブなイメージが付きまとうかと思います
実際、鈴木も病院でのリハビリスタッフ時代には身辺の介助
は行っておらず、今の職に就いた時に排泄の介助などに
ギャップを感じたことを思い出します
介護を行うとは、老いや障がいによって生じる生活の困難さに対して
その方(利用者さん)がいかにその人らしい生活を送れるように支援を
行う事で、生活の主体・主役は利用者さん本人であるという事
ここをはき違えると支援が上手くいかないというのは散々経験しました
①自立支援
②利用者さん本位の支援
が介護の背骨(現場で働く中では②を引き出すのがとても難しかったりします
この背骨の部分はリハビリの考え方と精通する所であるので
意外とアレルギーなく福祉分野にも馴染むことが出来たのかと
やはりその職業で求められる役割と自分が行っていることが上手く
マッチングしていると自分自身のやる気そのものに変わっていくのだと
感じることが出来ました
介護過程
冒頭でも述べたように現在受講中の研修の肝の部分です
介護を行う上での科学的根拠に基づいた論理的な考え方と言えます
①アセスメント→②計画立案→③実施→④評価の流れで行います
これは講師の先生もかなりしつこく仰っていました さすが肝です
介護や支援は専門家がサービスを提供して対価をいただきます
このサービスが何の根拠もなく、個人の思い付きで行える
ようなものであればそれはプロの仕事とは言えません
そこでこの介護過程の一連のプロセスを活用しながら
介護の実践を行っていきます
わかりやすくPDCAサイクルになっています
介護が提供されるまでの簡単な流れ
介護というものは一人の介護職員が考えて
提供されるものではありません
まずは介護支援専門員(ケアマネージャー)が作成した
ケアプラン(居宅サービスor施設サービス計画)を踏まえて
現場視点からの介護過程を展開していきます
概ねプランに沿った目標に対して、その目標に近付く為に
どのような日々の支援を積み重ねていけば良いか介護計画を立てます
その介護計画に則って提供されるサービスが介護というものになります
(※障がい福祉分野であれば相談支援専門員がサービス等利用計画立案)
鈴木は障がい福祉分野なので相談員さんにはお世話になっています
タイトルは介護過程①としましたが、概ね概要は書きました
介護過程②ではより介護過程を掘り下げられたらと思います
では
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